最低限押さえておきたい、Webエンジニア基本の「き」
プログラミング言語を使い、Webサイト・サービスの開発や運用を担当する職業。それがWebエンジニアです。
あなたがゼロからWebエンジニアを目指そうとしたとき、最初に立ちはだかるのはその専門用語の多さでしょう。今までまったく違う分野で働いてきた人であれば、その横文字の多さに驚くはずです。
そのため、今回はWebエンジニアを目指すうえで「超基本」とも言える用語をまとめました。これまで耳にしたり、目にしたことがあるワードも多いと思いますが、これを機に正しい意味を理解してしまいましょう。
ブラウザ
InternetExplore、Chrome、Safariなど、インターネットをつなぐためのソフトウェア
IPアドレス
ネットにつながっている機器に振られる番号。「210.51.69.110」のように表記される。ネット上の住所のようなもの
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)
画像や文字などのデータを、サーバとクライアント間で通信するときの通信規約(プロトコル)
HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)
HTTPの最後に「Secure(安全な)」と付く通り、通信内容を暗号化した“安全な”通信規約。HTTPは暗号化されていないため、HTTPSのほうが安全にデータをやり取りできる
PV(ページビュー)
Webページが閲覧された数のこと。同じサイト、ユーザーでも、5ページ閲覧されたら5PVとなる
UU(ユニークユーザー)
サイトを訪れたユーザーの数。PVとは違い、一人がサイト内で何ページ閲覧したとしてもUUは1となる
IMP(インプレッション)
サイト内の広告やリンクが表示された回数のこと
SEO
「検索エンジン最適化」のこと。サイトの検索順位を上げるための施策
サイトマップ
サイトのページ構成を地図のように一覧にして1ぺ―ジにまとめたもの。SEO対策としても有効となる
ファーストビュー
サイトにアクセスしてきたユーザーが最初に見る画面のこと
HTML(HyperText Markup Language)
Webページ制作において最も基本となる言語。文字や内容など、Webサイトの骨組みをつくる役割
CSS(Cascading Style Sheets)
HTMLでつくりあげた要素を「装飾」するスタイルを指定する言語。つまり、webサイトのデザインを決める役割を果たす
ソースコード
プログラムが書かれたファイルのこと。シンプルに「ソース」とだけ呼ばれることも多い
オープンソース
プロダクトを構成するプログラム(コード)が無料公開されているソフトウェアのこと
エディタ
プログラムが書きやすくなる機能が付いた、プログラミング用ソフトウェア。有名どころでは「サクラエディタ」「秀丸」「TeraPad」「sublime text」「Visual Studio Code」「Atom」などがある
WordPress
サイト管理に使われる、世界的にも知名度の高いCMS(CMSとは、簡単にWebサイトのコンテンツ管理ができるシステムのこと)
ワイヤーフレーム
デザインやコーディングに入る前に描かれるWebサイトの「設計図」のこと
アクセシビリティ
情報やサービスへのアクセスのしやすさなど、Webサイトの利便性を指す。「アクセシビリティを確保する」などと使われる
UI(User Interface)
ユーザーがプロダクトと接する場所のこと。WEBサイトであればWEBサイトの見た目を指す言葉。
レスポンシブデザイン
スマホやPCなど、端末によってデザインが崩れないようサイトを設計すること
まとめ
いかがでしたか? もちろん、このほかにも必要な用語は多数ありますが、いきなりすべてを覚えようとしても挫折してしまいます。
何より、用語ばかりを覚えようとしても、受験勉強のようになってしまい楽しくないでしょう。
プログラミングの楽しさは、手を動かすことで初めて理解できるものです。
基本的な用語を押さえたなら、オンライン学習サービスやIT留学など、あなたに適した環境を見つけ、さっそく実践的な学習環境に飛び込んでみましょう。