気になるサービスで使われている言語を調べてみよう
これからWebエンジニア・プログラマーを目指す人たちにとって、それぞれのプログラミング言語がどんなサービスに使われているかを知ることは、学びたい言語を決める重要な手がかりとなります。
「将来、あんなサービスを立ち上げてみたいから、この言語を身につけたいな」
「この言語はこれから需要が高まりそうだな」
このように、これから学ぶプログラミング言語を決めるための大きな指針となり得るのです。
そこで今回は、いくつかの有名プログラミング言語の特徴と、それが実際にどんなサイト・サービスに使われているかをご紹介していきましょう。
JavaScript
JavaScript(ジャバスクリプト)は、ほとんどのWebページに使用されていると言えるほど重要なプログラミング言語です。
ポップアップやスライダー(画像を横にスライドさせて見せていくもの)の挿入など、サイトのブラッシュアップには欠かせない言語となります。
SNSとの相性もいい言語で、FacebookもJavaScriptで動いている部分が多くあるとされています。
PHP
PHP(ピーエイチピー)はWebアプリ・サービスに特化したプログラミング言語で、多くのエンジニアが使用しています。
構文がシンプルなため、初心者でも扱いやすいと評判です。
Facebook、Wikipedia、Yahoo!など、PHPで構築されている有名サービスは多数あります。
Java
WindowsやMacといったOSに依存せず、どんな環境でも使える人気の言語がJavaです。
それゆえ、Webアプリやサービスはもちろん、コンビニのPOSなど、さまざまな場所で使われています。
またJavaは、Twitterが使用していることでも有名です。
以前はRubyを使用していたTwitterですが、動作スピードを改善するためにJavaに切り替えられたとされてい
ます。
また、ドキュメント管理で重宝されているEvernoteもJavaで書かれていることで有名です。
C言語
C言語は、1973年生まれと最も歴史の長いプログラミング言語です。
OSやソフトウェアの開発に使われ、SafariやChromeなどのブラウザでも使用されています。
C♯
2000年にMicrosoft社が開発したプログラミング言語が「C♯(シーシャープ)」です。
Microsoft社の公式サイトや、同社が提供するインターネット電話サービスSkype(スカイプ)の公式サイトなどで使用されています。
もともとはWindows専用の言語でしたが、現在はMacを始め、対応の幅を広げています。
Python
人工知能分野で使われることの多い言語がPython(パイソン)です。
最近では、ソフトバンクが発表したロボット「Pepper(ペッパー)」のAIにも活用されて話題となりました。
また、インスタグラムやYouTubeといった有名サービスにも使われており、今後ますます注目を集める言語のひとつです。
Ruby
日本で開発されたプログラミング言語として有名なのがRuby(ルビー)です。
日本語で最新情報を得られるため、特に日本人プログラマーにとっては使い勝手のよい言語とされています。
そのため、日本生まれのサービスにもよく使われており、「食べログ」や「クックパッド」もRubyが使われていることで有名です。
このようにさまざまなプログラミング言語が、私たちが日常的に使っているサービスに活用されています。
「これから、どのプログラミング言語を学ぼうか……」と迷う場合は、自分が好きなサービスやサイトがどの言語でつくられているかを調べるのも一つの手だと言えるでしょう。
なお、未経験からWebエンジニア・プログラマーへの転職を考えている方は、カウンセラーへの相談もオススメします。
多くの企業で求められる“就職・転職に有利な言語”というものがありますので、その視点でプロのアドバイスを求めることも大切です。