「プログラミング」の知識は副業の大きな武器となる
2018年、厚生労働省の示す事業主向けモデル就業規則が、副業・兼業を原則として認める方向に改定されました。また同時に、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」も発表されたことで、徐々に副業OKの企業が増えてきています。
こうした“副業社会”では、プログラミングの知識は大きな武器となります。プログラミングは在宅でできますし、人手不足のため、クラウドソーシングサービスにもプログラマー向け案件が溢れているからです。
しかも、ある程度のプログラミング知識があれば請け負える仕事もあります。バリバリ実務に携わっている人向けの案件だけでなく、スクールで知識を学んだレベルの人でも対応できる、手軽な案件もあるのです。そのため最近では、本業は別の仕事で、副業でプログラマーをやるという“兼業プログラマー”も増えてきていると言います。
たとえば、手軽な案件として代表的なのは「ホームページ制作」です。新規オープンの個人店や中小企業のホームページ立ち上げ、既存のランディングページの修正など、案件のバリュエーションも豊富です。大手クラウドソーシング「クラウドワークス」のサイトを見ると、ホームページ年間作成実績は1万件以上となっています(下記参照)。
出典:クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)
ホームページ作成は、「HTML」「CSS」「JavaScript」「PHP」など、web系プログラミング言語の基礎を学んだ人であれば対応できるため、初心者にはうってつけです。ちなみに報酬の相場は1件5~20万円ほどで、ある程度の数をこなせば本業に近い額を稼ぐこともできます。
また、より難易度は高くなりますが、ECサイトなどのwebサービス制作の仕事も豊富にあります。
これらには長期的な案件が多く、その分報酬も高くなり数十万~数百万円と難易度によって相場は異なります。中には、時給での依頼もあるようです。
そのほかにもアプリやツールの開発など、それぞれが身につけているプログラミング言語に応じて、さまざまな案件を請け負えます。
中には、「初心者向けのプログラミング講師」という案件もあるので、指導に自信のある方は検討してみてもいいでしょう。
社会人にオススメのプログラミング学習法
このように、プログラミングの知識は副業の幅を一気に広げてくれます。副業で生活の質を上げたい人にとって、プログラミングの知識は大きな武器となるのです。
とはいえ、「プログラミングって難しそうだし、働きながら身につけられる気もしない……」という方もいるでしょう。
しかしながら、働きながらでも、効率的にプログラミング知識を身につける方法はたくさんあります。
たとえば、「オンライン学習」もそのひとつ。最近では、プログラミングを自宅で学べるオンライン学習サービスがいくつも出てきています。
仕事でなかなか時間が取れない方は、これらのサービスを有効活用するとよいでしょう。
こちらの記事で詳しく解説しています。
プログラミング初心者のオススメ学習手順と始める際の注意点まとめ
また、思い切って長期休暇を取り、IT留学へ行くこともオススメです。
IT留学のメリット・デメリットとセブ島のオススメIT留学学校4選
オンライン学習のデメリットとしては「学習が続かない」「三日坊主になりがち」ということが挙げられますが、IT留学であればそうした退路を断ち、確実に、短期間で知識を身につけられます。充実した将来のためと考えれば、数か月間を思い切ってプログラミング学習に費やすのも決して悪くないでしょう。