2020年は、1億総プログラマー元年!
2020年を境に、“1億総プログラマー時代”の到来が現実味を帯びてきます。
平成29年に公示された新学習指導要領において、2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化。さらに、2021年には中学校でも同様に導入されることになったのです。
文科省が公表している「小学校プログラミング教育に関する概要」によると、下記のポイントを踏まえて学習指導を行っていくとのこと。
●小学校においては、文字入力など基本的な操作を習得、新たにプログラミング的思考を育成
●中学校においては、技術・家庭科(技術分野)においてプログラミング、情報セキュリティに関する内容を充実
ただし、これにより「プログラミング」という授業が新設されるわけではありません。あくまで、既存の授業にプログラミングの知識を結び付けていくようです。
国が運営する「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル(https://miraino-manabi.jp/)」というサイトでは、以下のような取り組み事例が掲載されています。
●小学5年生の算数の授業において、正多角形をプログラムを使って書く
●小学6年生の理科の授業において、スイッチのオン・オフという事象を実際にプログラミングする活動を通して、身の回りには目的に応じて電気の働きを制御しているものがあることを捉える
このように、プログラミングの知識を織り交ぜた授業が展開されていくわけですが、その目的はプログラマーの養成ではなく、あくまでプログラミング的思考の獲得だとされています。これによりプログラミング人材が増えるかどうかはわかりませんが、プログラミングの知識がより身近になることは間違いありません。
プログラミングは、新たなビジネス教養に!さらに英語の必要性も加速
この流れがさらに加速すれば、近い将来、仕事においてもプログラミングの知識がなくてはならないものになるでしょう。
特に、現在20代、30代の方たちは注意したいところ。あと10年もしないうちに、プログラミングの知識を身につけた若手人材が、どんどんビジネスの現場にあふれてきます。
その際に、「プログラミング? 全くわからないけど?」という状態では、上司として、そしてビジネスパートナーとして、信頼を勝ち取ることは難しくなるでしょう。新たなビジネススキルとしてプログラミングの知識が求められる日は、確実にやってくるのです。
また、あわせて英語教育についても2020年に変化の時を迎えます。これまで小学5年生からだった英語教育が、さらに年少の小学3年生からに切り替わります。これにより、日本でのさらなる英語人材増加、そして英語の必要性が増すことが予想されます。
現在でも、一部の企業では英語が公用語となっていますし、外資系企業においては英語スキルが出世の大きな要素にもなっているようです。人口減少などによってこれまで以上に海外に目が向く日本では、さらにこの流れは加速していくことでしょう。あと数年もすれば、現代の仕事にパソコンスキルが必須のように、英語とプログラミングの知識が必須の時代がやってくるかもしません。
このように、プログラミングの知識、英語スキルの両方を身につけることは、次世代の流れに対応するためにも非常に重要です。
その両方を短期間集中で身に着けられるのがセブ島でのIT留学。これからの時代に対応するためにも、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。